鮭川村の冬…厳しい寒さと来る日も来る日も降り続く雪。
先人は、凍てつく寒さを日々の生活の中にいかしてきました。
しみ餅やしみ大根は、冬の寒さを自然の恵みとし、鮭川村の郷土料理として根付いてきたものです。
寒に入ったら、餅をつき、四角に切り藁であんで凍らせる。
どの家の軒先にも吊るされ、田植えの一服や、子どものおやつとして食べてきた凍み餅。
今年の冬は寒くなるとの予報…今年の凍み餅はおいしくしあがる事でしょう。
作り方
①餅をつく。
②つきあげた餅を片栗粉を敷いたバッ
トに、3㎝位の厚さになるように均
一に入れる。
③②の餅を一晩おいて巾7㎝厚さ1㎝
位に切る。
④③の餅を8~10枚ずつ藁
みご(ナイロンひもでも良い)で編み、寒くな
りそうな晩に50~60℃位の湯に入れ、
平面がつるっとしたら湯からあげ冷
水に入れて外に下げる。
⑤一晩凍らせたら寒く風通しの良い所
に下げ自然に乾かす。(軒下に下げ、
雨が当たらないようにすると良い)
食べ方
○中温の油で凍み餅を揚げる。鍋に黒
砂糖をとかし揚げた餅をくぐらせて
食べるとそりそりしておいしい。
(おろし生姜などを入れても風味が良い)
参考 6月1日の歯固めの時に行事食としても使われました
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