呉汁(豆汁)

2013年2月の「おらえんどこのんめもの」

大豆をすりつぶしたものを呉といい、それをみそ汁に入れたものを呉汁と呼びます。呉汁は、全国的に食べられている郷土料理です。村では丹精込めて育てた作物を大切にするということから、収穫の際に畑に散らばった豆を拾い、作っているそうです。大豆や野菜をたっぷり入れた呉汁は栄養価が高く、体が温まる具だくさんの汁物です。今回は厳しい冬にぴったりの呉汁を紹介します。

材料
大豆(乾) ……40g
人参 …………60g
ごぼう ………60g
大根 …………80g
玉ねぎ ……100g
油揚げ ………1枚
こんにゃく …100g
なめこ ………200g
鶏肉 …………120g
だし汁 …4カップ
みそ …大さじ2¹⁄₂
酒 ……………少々
ねぎ
せり ………適量

作り方
①大豆は水洗いし、3~4倍の水に一晩浸し水気を切ります。
②①を粗くみじん切りにし、すり鉢でトロトロになるまですりつぶします。
③人参、大根は皮をむき、ごぼうは皮をこそげて酢水にさらしてからそれぞれ柏子切りにします。油揚げは油抜きをし、こんにゃくは6㎜~7㎜の厚さに切り、さっとゆがきます。なめこは根を切り、よく洗っておきます。玉ねぎは薄切りにし、鶏肉は一口大に切っておきます。
④大きめの鍋にだし汁と鶏肉を入れ火にかけ、野菜は硬いものから順に加えて煮ます。煮えたらアで調味し、①をかき混ぜながら入れ、ふきこぼれないように注意して沸騰させ、大豆の青臭さが消えたところで火を止めます。
⑤薬味を加え、椀に盛ります。