いちじくの甘露煮

おらえんどごのんめもの 2013年10月号はいちじくの甘露煮

 いちじくは漢字で「無花果」と書きます。果実を半分に切ると赤いつぶつぶがたくさんつまっているのが花で、実の中に小さな花をつけるため、外からは確認できません。

 イチジクは比較的多くカリウムを含んでいます。カリウムは血圧を下げる効果があるので、高血圧や動脈硬化などお予防に効果があります。ペクチンをはじめとした食物繊維も多く含まれているので便秘改善にも期待できます。
 また、イチジクにはフィシンというタンパク質分解酵素が含まれており、食後のデザートとして食べれば消化促進になります。切断部から出てくる白い液体にもタンパク質分解酵素が含まれ、イボ取りなどの民間療法に使われています。

材料

いちじく(熟す前のもの) 1キロ(20から25個)
ア 砂糖200~250g  
ア 酢  大さじ5

作り方

①いちじくの軸を切り取ってきれいに洗い、水気を切る。
②沸騰したお湯に入れ、2~3分(いちじくの色が緑色になるのが目安)さっと茹で、ザルにあげる。
③②を鍋に移しアの調味料を入れ、初めは弱火で煮る。果汁が出てきたら火を強めて沸騰したらまた弱火にし、落としぶたをしてあくを取りながらゆっくりコトコト煮る。
④煮汁が少し残る位まで煮含めて、火を止めて味を含ませる。(半日から一晩含ませると良い。)
⑤④を再度火にかけ、好みの加減に煮含めてでき上がり。

<一個当たり(50g)の栄養価>
 エネルギー 81キロカロリー
 たんぱく質 0.3g

参考
 保存の方法
・ふたつきのびんや、タッパーなどに入れて、涼しい所に保存する。
・冷凍保存で、食べるときに自然解凍する。

 
 庭月地区(谷地.岩下.庭月.高土井)府の宮地区ヘルスメイト