1月10日(金)、今日は鮭川小学校二年生の子どもたちがなし団子作りに挑戦です。
外は吹雪いていますが、子どもたちは元気です!
子どもたちが来る前に皆で準備をします。
指人形班は一生懸命練習中。今回が指人形デビューの人も…。がんばって!
皆で最初のご挨拶。
「宜しくお願いしま~す♪」
初めに会長さんから、なし団子のお話し。
なし団子はもともと豊作祈願の為に作られたものなんだそうです。勉強になりますね~。
かねぶくろ(巾着)作りを見学。みんな食い入るように見ています。
慣れた手付きのタキ子先生。さすが。
このかねぶくろの膨れ具合で豊作を占ったそうです。
下の方が膨らんでいるとお金持ちになると言われており、ひびが入ると、お金が入り過ぎてひびが入ったと言って喜んだそうです。
さあ実際に団子を作ってみましょう。
団子はお餅で作ります。柔らか過ぎるとべちょべちょで丸まりません。硬過ぎても丸まりません。今日のお餅はやんばいでした。
片栗粉をまぶして丸めます。うまくできるかな?
丸めた団子を水木の枝に刺します。
水木は水分が多く、乾燥しない為に、団子を刺す木に選ばれたのではということでした。
枝の芽は摘んでおきます。団子が刺さりやすいように。
これが芽。
枯れ木に赤と白のきれいな花が咲きました。
お願いごとを書いた短冊と縁起物を飾りました。
かねぶくろは根本の方に下がっています。
お願いごとは将来の夢が多かったですね。
「一番上に付けて!」とせがむ子も。理想は高く!
お餅を食べます。お醤油も砂糖もなんにも付けてません。
お餅そのものの甘さを感じてね。
開演前の幕裏。緊張しています。ドキドキ。
お待ちかねの指人形一座。「なし団子の巻」はじまりはじまり~。
結構きつい体勢で頑張っています。少し机が低かったようですね。
最後に願いごとが叶うように皆で強く祈りました。叶うといいね♪
なし団子は元々豊作祈願の為に小正月に作られるものでした。
かつては、米の出来不出来が命に強く関わっていた時代。なし団子作りはとっても大切な行事だったのではと思います。
でも、切実な願いがこもったものですが、昔の人も、今回の子どもたちのようにきっとわいわい楽しみながら作ったのではないでしょうか。
団子を丸める子どもたちの笑顔を見ていると、そんな風に思わずにいられません。
今や、お家でも、なし団子を作っているよという子は二人だけ…。
ものの豊かな時代だからこそ、なし団子を通して、お米や食べ物と私たちの関係について改めて考えてもらえたらと願います。